
あなたの一番になりたいのに
第3章 【あなただけで良いのに】
もう少しでイキそう…なところで舌は離れ
唇に戻って来たかと思いきや
ドサっと隣に倒れてきた
へ…?カンナさん…??
スー……スー……と寝息を立てている
え?寝た?
び、びっくりした……これは、寸止めってやつ?
いや、止まってくれて良かったのかも
ねぇ、カンナさん、
今度はアルコール入ってない状態で
シてくださいね?
寝顔、本当に綺麗……
パジャマに着替えさせて
メイクも落としてあげる
すっぴんでもこのビジュって最高じゃん……
翌朝、豆鉄砲を食らった鳩みたいな顔で起きてきた
「あの、昨日……帰って来た後、私、ミオに……」
「何かあったんですか?」
「いや、えっと……多分、迷惑かけちゃったよね?ごめん」
「いえいえ、それよりサツキさんにお礼言わないとですよ?抱えながら此処まで連れて帰って来てくれたんですから」
「うん……言っとく」
「で、昨日は何であんなに飲んじゃったんですか?ベロベロになるまでって相当飲みましたよね?サツキさんは止めても聞かなかったって仰ってましたけど?」
「あぁ……えっと」
ハイ、と二日酔いに効く薬と水を手渡す
素直にその場で飲んだ後も困ったような顔
意地悪でしたか?
だってもう一度聞きたくて、あなたの口から
「ちょっと…ムシャクシャしてました」
「仕事でですか?」
「……うん」
「ふーん、じゃあ、コレならどうですか?」
そう言って私は彼女からコップを受け取り
ギュッとハグをする
「ハグってストレス軽減に繋がるそうです」
「あ……そう、なんだ」
「必要な時に遠慮なく言ってください、ハグします」
抱き締め返してくれる腕が温かい
髪にキスされてる
嫌だ、唇が良い…と顔を上げたら
顔を背けてくるの
歯を磨いてないから、と言ってくれたけど
拒まれるのは悲しい
歯磨きするのもついて行って
終わったら頬を包み込んでキスするんだよ
積極的な私は嫌ですか?
ジーッとこっちを見て何考えてるの?

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