
結ばれる
第2章 思い出
あれは私が、まだ小学生の時のことだった。
「またネットばかり見て」
「うるさいな、別にいいだろ」
部屋の前で叱る母を他所に、自分の趣味に没頭していた時がある。自分の趣味というのは女性が縛られた画像を見ること。その時、恥ずかしいとかはなく、縄の技術や美しさにただ見とれてしまったのだった。しかし周りに話しても、「なにそれ」と返されるだけ。周りに話した時、初めてその趣味が異常であることに気が付いた。
辛いことがあっても、ネットに写った見知らぬ女性の緊縛姿を見るだけで心が和らいだ。ただそれでも、心の奥にはどうしても残ってしまう唯一の悩みがあった。それは共通の友達がいないということだ。縄の話題をしたところで友達に理解されないことが多い、自分は縄以外には興味がないから周りの話に合わせることもできない。共通の友達がほしい。そう思って、この教室を始めたんだ。
「……あの」
「あ、ごめん。いいよ、よかったら、うちに入って」
「いいんですか!? やったぁ……!」
喜びたいのは私の方なんだけどな。
こうして教室の参加者は、二人になった。
「またネットばかり見て」
「うるさいな、別にいいだろ」
部屋の前で叱る母を他所に、自分の趣味に没頭していた時がある。自分の趣味というのは女性が縛られた画像を見ること。その時、恥ずかしいとかはなく、縄の技術や美しさにただ見とれてしまったのだった。しかし周りに話しても、「なにそれ」と返されるだけ。周りに話した時、初めてその趣味が異常であることに気が付いた。
辛いことがあっても、ネットに写った見知らぬ女性の緊縛姿を見るだけで心が和らいだ。ただそれでも、心の奥にはどうしても残ってしまう唯一の悩みがあった。それは共通の友達がいないということだ。縄の話題をしたところで友達に理解されないことが多い、自分は縄以外には興味がないから周りの話に合わせることもできない。共通の友達がほしい。そう思って、この教室を始めたんだ。
「……あの」
「あ、ごめん。いいよ、よかったら、うちに入って」
「いいんですか!? やったぁ……!」
喜びたいのは私の方なんだけどな。
こうして教室の参加者は、二人になった。

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