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結ばれる

第5章 友達

「お邪魔しまーす!」
 扉を勢いよく開けて入ってきたのは……誰ですか。

「先生、縄のことを話したらどうしても体験してみたいって言ってきて……」

 要するにその子の友達という訳か。厄介なことになった。小学生を縄で縛ってるなんて外に知られたら、別の意味で私が縛られる……!

「あー、いいかい? これからは、ここのことは周りに知らせないでほしい。本当に嬉しいんだけど、君たちはまだ子供だから……」

「私は役に立たないって意味だよね……」

「そうではなくて……!」
 どう説明すればいいのか。本当のことを言ってしまう?このまま隠しているには無理があるよな……。しかし、それが理解できたとしても……。

「私たち、分かってるんです」
 隣にいたその子の友達が口を開いた。

「これが危ない行為ってことも、私もポスターを見ましたが、何となく予想はついてて……それでも私、柚希と一緒に緊縛がしたいと思いました!!」

「は、はぁ……」
 うん、友達も悪い子ではなさそうだ。緊縛がどんなものかを少しは理解しているようだし。というかこの子……柚希って名前なんだ……。

「分かった、ではまず緊縛のルールを教えよう。緊縛は縄を使った技術的、美術的、視覚的に……」

「はい、そこまで! 先生、それじゃ難しくて覚えられないよ……」

「じゃあ、どうすれば……」

「実際に見せよう!」

 私、こんなことをしていていいのか……? 自分のやっていることに罪悪感を持ってきた。さっきから友達が、こちらを羨ましそうに見てくるのだ。なので余計に緊張する。

 縄が……うまく入らない……。今までは無かったことが起きている。縄が入らないことなんて初めてだ。ここは臨機応変に別の縄に入れ替えた。そして何とか亀甲縛りの完成。

「これが亀甲縛り。亀の形してるんだって」

「なるほど……素晴らしい……」

 友達もなかなか変わった子だな(私が言えることじゃないけど)。私がそんなことを考えていると、柚希は突然足を動かしだして「こうすると気持ちいいの、んっ……」と。

「こ、これは覚えなくていいからね!!」
 私は必死に、友達に説明した。まったく、いきなり何をするのかと思えば……。

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