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先生とアイツ

第1章 *教育実習生?!

わ…
かっこいぃ…

は!何言ってんの私!


「巧夢…何してんの」

賢斗が低いこえで言った。

こ、怖…

「何って?」

「嫌がってるだろ…」

「イヤ?亜友…」

巧夢が上目で言ってくる。

きゅーんっ!か、かわいい…
この目で見られると否定出来ないよぉ…

「イヤ…じゃなかったよ…恥ずかしかったけど」

私がそう言うと、
巧夢は賢斗に向かってどや顔をしていた。

賢斗は負けずと言い返してる。

まったく…何歳児だよ…

そんなことを思ってると…


キーンコーンカーンコーン

予鈴のチャイムが鳴った。
私達はハッとして、焦って教室に向かう。

まだ校舎にも入ってなかったって言うね…
靴を脱いで、階段を上がっていこうとしたとき、

「あゆ~!あと2分だょ~!」

上で私の心友、智香が叫んでいた。

「に、2分?!は、はーい!」

私はいそいで階段を上がる。
けどやっぱり私の体力じゃ…ムリだ。

「賢斗、タク、先行って…」

私は息を切らしながらいった。

「そんなことっ…」

「出来ねーだろ!」

賢斗とタクはそう言うと、賢斗が私をおんぶして、タクはバックを持ってくれた。

「え?!このまま教室行くの?!」

「しゃべんないで…」

賢斗が全力疾走で走ってる。
賢斗足早いんだ…

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