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先生とアイツ

第8章 *別れ~亜友~

結局私は、智香の家にお邪魔することになった。

「わ……おっきーい!」

そこはまるで別世界。
智香が……お、お嬢様だったなんて!?

「この部屋使って?病院行くときは車だすから、言ってね?」

そう言って智香はカードキーを私に渡す。

ほ、ホテル……?!

「はぁい……」

今は状態が安定しているけど、

お兄ちゃんが心配で、
いつでも病院に行けるような体制をとってもらった。

「智香……ありがと。」

「うん」

「大好き……」

私は目に涙を溜めて言った。
凝られられなかった。

智香の優しさが、嬉しすぎて……

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