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先生とアイツ

第1章 *教育実習生?!

「まぁでも…」

賢斗がマジメな顔をした。

「あゆは彼氏なんか作らなくていいよ」
 
そう言うと、賢斗は笑った。

「え?」

意味が良く分からない。
でもまぁいっか。

《次は秀英高校入口…》

かれこれ話してる間に、あっというまについてしまった。

「あ、降りよっか」

和也が私の手をひいて、人混みを歩く。

「か、和也…?」

いきなりのことで混乱してる私をもう一つの手が捕まえる。

「あぶない」

賢斗だった。
私は再び混乱しながら、2人に身を任た。

すこし落ち着くと、和也と賢斗が顔を真っ赤にしていたのに気がついた。

「2人とも…顔真っ赤だよ?どうしたの?」

今日の2人は様子がおかしい気がした。
いきなりあんなことするなんて…

「ご、ごめん」

賢斗が私に言った。
ごめん?なんで?
心の中ではそう思ってたけど、巧夢が首を横にふっていたのでやめた。
(これは巧のダメだという合図)

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