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先生とアイツ

第1章 *教育実習生?!

なんだかビミョーな空気のまま、学校に入る。
ここからはもう…地獄だ。
地獄っつっても私じゃなくて…


「来たわよ!」
「きゃー!賢斗様ー!」
「和也様ー!♡」
「かっこいー!」


うぉ。校門をくぐった瞬間、コレ。
賢斗達は大変だなぁ…

私は思わず、後ずさりしてしまった。
賢斗と和也は女の子達に囲まれて動けなくなっている。

私が教室に向かおうとしたトキ、

ドンッ

女の子が私にぶつかった。

「わっ…」

倒れるー…!
その瞬間、私の体がフワッと浮いた。

「タク!」

タクだった。
タクは顔も普通で、スゴく優しいせいか、タクにも女の子のファンがついてる。 
今のは、そのコ達だったようだ。

「あぶね。間、一髪。」

ドキッ!
(わ、なんか恥ずかしい…)

お姫さまダッコにこの状態がすごく恥ずかしくて、私の顔はきっと赤面状態。

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