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My Godness~俺の女神~

第1章 Prologue~序章~

 早妃や赤ん坊が逝ってしまった遠い場所へと。
 心にもない言葉を吐き、外側だけは甘い砂糖菓子のような中身のない愛の囁きを繰り返す度、俺の内側で何かが音を立てて壊れてゆくのだ。

―あの日、俺と早妃を取り巻くささやかな幸せが脆いガラス細工のように一瞬で壊れた。―   

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