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妹と俺。

第2章 突然の告白


妹「…はぁ…分かった…」

俺「え?」

妹「行かない。連絡いれるから腕放して」

腕を放すと、
鞄から携帯を取りだした未央。

妹「……あ、もしもし?
ユウくん?
うん、うん、あのね、
今日用事できちゃって……
サクラちゃんにも伝えといてくれる?
うん、ごめんね
また今度ね」

と言って電話を切った未央。


俺「…また今度ねってなんだよ……」

妹「へっ?」

俺「あー…なんもない」

妹「そ、それにしてもお兄ちゃんがそんなにシスコンだったなんてね(笑)」

俺「え?シスコン?」

妹「お兄ちゃんって家族に優しいもんね。
だからとられちゃうのがイヤなんでしょっ?」

俺「は?家族?
……はぁ…
未央、お前俺のさっきの話聞いてた?」

妹「へっ?」

俺「俺はお前が好きなんだよ。
家族として?
笑わせんな。
女としてだよ。
昔から女として未央が好きだった」

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