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捨て犬と俺と…

第9章 壊れた想い

もう12時をすぎて周りは雷と少しの雨音しかしなかった。ベッドから空斗の背中が見えるものの雷がなる度に体が緊張して布団にはいっても全然眠れなかった。


「空斗…おきてる?」

空斗「……おう。」

空斗がまだ起きているとわかってちょっとほっとした。
外はあいかわらずの天気。


空斗「…なぁやっぱ好きなの?あいつのこと。」

「え?…あいつってだれ?」

空斗「誰って…翔だよ。」


ん?なんでそんなこと…別に嫌いじゃないけど好きって…

「えっ…わっかんない……好きってよくわかんない。。」


空斗「おまえバカか?だってなんか翔の事ばっか心配してるし一日中あいつのこと考えてるだろ?それって"好き"ってのじゃないの?」



「うーん…翔か……」

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