捨て犬と俺と…
第4章 犬の名前
翔「えっと……なま…え?」
「あぁ?俺?陸だけど、あ、呼び捨てでいいから」
いきなり喋りかけてくるからちょっとびっくり。。。
翔「…いいんだ…よな?信じても。…もう、一人やだ。」
ちょっと口調が変わった気がした。
その俺のことを涙目で見つめる翔は凄く必死で今にも壊れそうだった。
「信じて。俺はお前を裏切ったりしない。もう、、、がんばらなくてもいいよ…」
翔「…よかった…」
ぎゅるるる~
「ん??今の翔のお腹の音?ww気が抜けてお腹すいたんだろ?なんか食べる?w」
翔「うんっっ……////」
顔真っ赤wでもちょっと俺に気持ちを開いてくれた…よな?嬉しい…一歩前に進めた気がした。
「はい。昨日のゼリーとパンしかないけど…」
翔「…もぐもぐ……おいひい…」
「具合良さそうだな。よかった。」
ブーーブーーブーー
携帯のバイブ音が鳴り響いた。
メールか。