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捨て犬と俺と…

第6章 犬との散歩

ズルッ…



つかまっていた翔の手はずるずると下へ下がりしゃがみ込んだ。




「おい…こんなとこでしゃがむなよ!次で駅着くから。」

と翔の肩をたたいた。

翔「……っごめん…」



!!!??




翔の顔は汗でびっしょり濡れて顔色はかなり悪かった…今までうしろ姿しか見えなかったから気がつかなかった。



「ちょっ…翔!大丈夫かよ!?気分悪い?」


翔「………大丈夫…っ…」



大丈夫じゃねぇだろっ…!!

そのとき電車のドアが開いた。やっと目的の駅についたのだ。翔に肩をかしながら電車からでる。電車内とは違って涼しい風が肌をなでる。

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