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捨て犬と俺と…

第8章 届かない思い

…っはぁ…はぁ…っん……はぁ…

なぜか息が切れてた。

このまま話し聞いてたら本当に、わけわかんなくなりそうで怖くて。怖くて電話を切った。


頭いてぇ…




精一杯気持ちを隠したつもりだった。最後の方なんて声震えてたし…こんなにあいつのこと考えて想ってるけど俺は気持ち隠す事しかできなくて悔しかった。

2人で行けなくなってそれが嫌なんじゃなくて、ただ陸と一緒に住んでるやつがいたことを俺は知らなかったこと。どんなやつか知らねえけど、すっごくそいつにヤキモチ焼いてる自分が嫌だったから。

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