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捨て犬と俺と…

第8章 届かない思い



俺は、目の周りをゴシゴシこすって陸の背中を押しながら歩いた。



陸はなんだか納得のいかない表情であとは、なにも言わず俺の前を歩いてった。


「…あのさ、俺やっぱちょっと今日調子悪いし熱っぽいから帰るわ…ごめんな!」

陸「は?だったら最初っから言えよ!じゃもう帰ろうか」

「えっ!いいよ。お金もったいねぇじゃん!二人であとはよろしく…じゃっ!」

陸「…えっ、あ、ちょ!!」


陸が何か言おうとしてるのを無視して俺は後ろを一度も振り返らずに帰った。もちろん調子悪いわけじゃないけど……このまま今日を過ごせる気がしなかったから思わず….

まだ俺が陸のこと好きなのか友達として好きなのか曖昧なときはこんなに苦しくなかったのにな。今は、、、




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