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捨て犬と俺と…

第9章 壊れた想い

あっ……空斗。



俺は遊ぶのに夢中でほとんど覚えていなかった。空斗の親は朝方帰ってくるからあいつ今1人か…
思い出すと急に心配になってくる。

しょうがないから薬と食べ物でも買ってお見舞いでも行くか…そんな熱あるか知らないけど(笑)



帰りの電車は、人が少なくて十分座れるスペースがあった。クーラーがよく効いて少し肌寒い。

電車に乗ってしばらくすると、右肩に重みを感じた。ふと右肩みると翔が俺の肩に寄りかかって寝てしまっていた。

ほんとガキみてぇ…(笑)

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