トラブルマーチ
第8章 別の顔
「そう…。」
谷原は残念そうに寝室のドアを閉めるので、ちょっとホッとする。
私と谷原の関係は昨日の放課後から変化して、完全なる強姦と言う犯罪で…。
その割に、私はこんなにも彼と過ごせているのが不思議だと思う。
こうして谷原の後ろを歩き、ひとつのソファーで隣に座り、平然と…TVを見ている。
今日の朝だって…イヤイヤ、ここに来てからだってなのに。
普通にこう言う犯罪を女性側は受け入れられるのだろうか。
そもそも、私が普通じゃないのかもしれない。
どこか…客観的に見れてしまう私は、全てが他人事に思えてしまう。
谷原は残念そうに寝室のドアを閉めるので、ちょっとホッとする。
私と谷原の関係は昨日の放課後から変化して、完全なる強姦と言う犯罪で…。
その割に、私はこんなにも彼と過ごせているのが不思議だと思う。
こうして谷原の後ろを歩き、ひとつのソファーで隣に座り、平然と…TVを見ている。
今日の朝だって…イヤイヤ、ここに来てからだってなのに。
普通にこう言う犯罪を女性側は受け入れられるのだろうか。
そもそも、私が普通じゃないのかもしれない。
どこか…客観的に見れてしまう私は、全てが他人事に思えてしまう。