テキストサイズ

トラブルマーチ

第10章 お呼び出し

暑苦しいくらいずっとひっついて過ごす時間も、嫌じゃなくなるくらいに慣れて、不思議に思うくらい。


でも、やっぱり自分のテリトリーに入られるのは…
抵抗がある。

理由は、谷原家。


谷原は跡取りだし、田舎の格差はそれはまた激しい。
格差と言うより…お家柄差別と言うのか。


谷原の家からの圧力はないが、谷原の親戚(従兄弟やはとこなど?)からは、聞こえよがしに嫌味を言われた。


勿論、谷原も気づいていて、谷原が怒ったのを止めるのは一苦労だった。



もめたくない。

谷原の遊びで私と付き合うのと、本気とでは大違い。下手に谷原が『本気』だなんて言ったら、家に居られなくなるし。
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白いエモアイコン:共感したエモアイコン:なごんだエモアイコン:怖かった

ストーリーメニュー

TOPTOPへ