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おSEXタイムじゃーーーい!!

第5章 SEX

「何でお前が……SEXしてるんだ?」

ある日、俺の同僚である又吉が言った。
彼とは10年来の仲だがこれはあまりにも心外だ。

「SEXは生物みな平等だ。酸素を吸うのに地球の許可が必要か? 否、必要じゃあない。相手と場所と時間があればいつでも行えるんだ」

「嫌味かクソ野郎」

どうやら又吉は怒っているようだ。
こいつが怒るなんて3年前、カレー専門店にスパゲティが置いてあった時だけだ。

「何故怒ってる?」

「おめぇが童貞じゃないからだカタワ」

「おい……ツンボはいいがカタワは駄目だろ!!」

「どっちも駄目だろ」

「それよりだニガー、いやメクラ」

「差別用語オールオープンだな」

こんなくだらない話をしたのは1日ぶりだ。
私は高揚していた。
アレな意味で。

「や ら な い か ?」

「非童貞とはやらん」



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