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きみがすきだよ。

第4章 第2話



「せっかく名前教えたんだから、ちゃんと名前で呼べよ。」

「あ、ごめん。ってあれ?自分は名前呼んでくれなかったよね?!」

「そーだったっけ?」

「そうだよ!?」

「まぁ、いいや。こんな所で立ち話してると遅刻するわ。じゃ俺チャリだから。」

「あっそ。」


「じゃあね、"みはる"ちゃん。」



……なんだアイツ。

入学式の朝早々、なんだか雲行きがあやしいです。

(高校生活、こんなんで大丈夫かな…?)


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