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ヒュリカ ~僕だけをみて~

第3章 誘拐


『……く…………み……くる……さん……くるみ…さん…』



…………

……


ん…?
だれか…が……呼ん…で…る……?

………

胡桃は意識をふつらふつら取り戻していった




……


…!
あ、学校!!!!!!!!




胡桃はガバッと飛び起きた



目の前には少女の顔があった


胡桃『キャッ……!!』

B3『おっと、また気を失わないでくださいね』


すかさずB3は胡桃の肩を支える







胡桃は周りの異変に気付く


ただただ真っ白な空間が広がっていたのだ



胡桃は少女の澄んだ青い瞳に問うた




胡桃『ここは…どこ?』




少女の若々しい赤いぷっくりとした唇が動く

B3『ここはわたくしが創った空間です。何も怖がることはありませんよ…』
少女は優しく頬笑む


胡桃『あなたが創った??
何を言ってるのかよく分からないんだけど……?てゆうか、学校…行かなきゃ……もしかして誘拐?!』
胡桃は少女を睨む

B3『ちょ…胡桃さん、落ち着いて。
わたくしは、胡桃さんにお話ししたいことがあって、ここに連れて来たんです』


真剣な眼差しを向ける

胡桃『私に話したいこと…⁇』

B2『はい。信じられない話かもしれませんがよく聴いてください』






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