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エッチな日常

第3章 記念日


『3、2、1…スタート!』


「えっ?えっ?」

スタートのタイミングが分からず、
ミスをしてしまった。


その間、雄大くんは
スタートダッシュに成功し、
1位を走っている。


私はみんなを追いかけるように
最下位(12位)を走る。



「やった!アイテムだ!」

コースの中で手に入れた
赤い亀の甲羅を
前を走っている奴に投げつける。


「当たった!」

甲羅が見事当たり、
11位になることができた。


その間、雄大くんは
今も1位を走っている。



「どうやったら抜かせるのぉ!!」

前にいる相手を
なかなか抜かせない……。


「真結。
そう言う時は裏道を使うんだよ」

喚く私に、雄大くんはそう言った。


「裏道なんてあるの?」

雄大くんの走りを見ていると、
確かにみんなとは違う
コースを走っているように思える。


「裏道の方が速いから」

「うん!分かった!」

私は雄大くんの指示通りに
コースを走る。



すると、あっという間に
3位にまでに上がっていた。

「意外と大変;;」


前3コース
今はやっと2周目。

抜かれないように頑張らないと…!!


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