エッチな日常
第3章 記念日
「あれ?オレンジジュースがない…」
今日、冷蔵庫に入れたばかりの
オレンジジュースが
入っていなかった……。
すると…
「よぉ真結」
「……………あっ!!」
お兄ちゃんが
オレンジジュースを抱えながら
上から下りてきたのだ。
「ちょっと!また
ペットボトルのまま飲んだの!?」
「あぁ」
「止めてって言ってるでしょ!」
私のお兄ちゃんは
3つ上の高校1年生。
名前は理矩(りく)
コップに入れて飲むのが
めんどくさいからと言って、
ペットボトルのまま飲んでいる。
「まぁいいじゃん?
気にしなーい、気にしなーいっ」
「馬鹿か!!」
私はお兄ちゃんから
オレンジジュースを奪った。
「汚いから止めて!お兄ちゃんだって、
やられたら嫌でしょ!?」
「別に~?
兄妹なんだし、気にしませーん」
「あんたが
気にしなくても、私はするの!」
「全く…
頑固な嬢ちゃんなんだから…」
「もぉ!お兄ちゃんなんか
知らないからね!」
私は雄大くんの分も入れて、
キャップをキツく閉めた。
「なんで2個も?」
「お兄ちゃんには関係ないでしょ!」
「あ、もしかして雄大?」
「だから!」
「お前ら、もう
そう言う関係なのか~」
「違う!!」
私はドアをバンッと閉め、
部屋に戻った。