
華だより
第2章 付き合う
「わりぃー遅くなっちゃった」
俺は慌てて優の隣に座った
「売店混んでたの?」
「そうそうーそれに弁当売り切れちゃっててさー菓子パンにしたよー」
「えぇー麗それだけで足りる??」
育ち盛りの俺にとってはとても少ない量だ
「仕方ないさぁ~売ってねぇもん…一応ジュースは買ったしなんとかなるさぁ~」
って言いつつパンの袋をあけた
「俺の弁当少しあげようか?」
そう言うとすっと弁当を俺の目の前に差し出した
「良いって!優のが無くなるだろ?」
「少しだけなら大丈夫だよ!ほらあーんして」
