
華だより
第2章 付き合う
俺に食えって言ってるのかこいつは
無理無理…それはいくらなんでも恥ずかし過ぎる
でもこれこそ恋人っぽい!
ってか食べてやらんと優を悲しませてしまうかも知れないし…
…よし!
「ぱくっ」
「どう?美味しい?」
「お、おう!うまいよ」
照れくさくて妙に嬉しくてにやけそうになったから口元を見られないように手で隠しながら食べた
「実はこれ俺が作ったやつなんだ~」
美味しいって言われて嬉しかったのかににこにこしている優が可愛らしかった
「マジで?つか料理出来るの?」
「うん!小さい頃から麗に作ってあげたかったから親に頼んで沢山練習したんだ」
