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華だより

第1章 幼なじみ



もうかれこれ1時間はぐるぐるしてるんじゃないかな?って思うくらい頭の中がパニクっていた

実際は5分くらいしかたって無かったようだが…


優は何を悟ったのか
「やっぱ良い!!今日のことは忘れて」

と言って背を向けてどこかに行こうとした


何故その時この行動をとったのか分からないけど、混乱してる中で唯一はっきりしてたことがあった


嫌じゃない
寧ろ少し嬉しかった



俺は慌ててバシッと優の手首を捕まえて逃げないようにしっかり握った


「!?」

「お、俺人と付き合ったことねーから付き合うとかわかんねーけど…俺優の事嫌いじゃないから…何ていうか…」

なんか俺が告白したみたいに照れてきた…
多分顔は真っ赤だと思う…凄いカーっと血が顔の頬に登ってくる感じだ

「ゆっくりで良いなら付き合っても良いかな?って思う…優がそれで良いなら付き合ーー」


カバッッ


凄い勢いで優に抱き締められた

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