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淫らな死体~お嬢さま春泉の秘密~④

第17章 月夜の密会

「色々あったけど、私はお前を良い奴だとずっと思ってたぞ。長い間、春泉を守ってくれて、ありがとうな。これからは、ゆっくり休んで、天から春泉を見守ってやって欲しい」
 秀龍の亡き猫への労りに満ちた声が心に滲みる。
 春泉は余計に泣けてきて、思わず秀龍に取り縋った。
 クチナシの甘く清々しい香りが漂う六月最初の日、春泉の愛猫は天へと旅立った。
                 (了)


☆ 長らくご覧いただきまして、本当にありがとうございました。 ☆
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