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6日間の奇跡

第1章 1日目前半

中学3年を対象に毎年、カナダへのホームステイが行われている。
各中学4人ずつの計36人が、カナダへ行く。

その行事に参加できるなんて思ってもいなかった。

集合場所には既に、みんな集まっている。
遅刻ではない。
みんながみんな、期待と不安を胸に持ちながら、市長の到着を待つ。

市長が派遣生の前に立つと、不思議と緊張感が高まる。

この時、市長の話しをしっかり聞いている余裕などなかった。
周りは知らない人がほとんどだ。

自分(ロキとする)は、一緒にホームステイをするコウと共にバスに乗り込んだ。

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