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【短】またね。

第1章 *終わりのない始まり*





『私は、あなたのこと、

知ってるかな?』



『俺、1組の山田先生のクラス』



『嘘っ!

1組って山田先生じゃないよ?』


『えっ!マジで!?』



『うん。てゆうかさぁ、

この本に、いろいろ書いちゃって

いいの?』





『いいよ。楽しいし』




そんな書き込みが毎日続いた。



そんなある日。

彼は、らしくないことを書き始めた。



『最近、しんどい』


とか


『頭痛い』


とか……


心配になった私は、

彼にあることを聞いた。


『イニシャル、教えて』








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