
一応女子だよ!!
第2章 現在
ありちゃんとの話も終わり、席につく。
「おーぃ、ゆーき、おーぃ」
ぼぉーとしてると
目の前で手を振られた。
「ゆーき、まだ目覚めてないんじゃねぇーの。俺が起こしてやろうか」
隣の席は中学生から
仲が良く私を
男おんなと名付けた第一人者。三上淳史。みんなから見るとカッコいいらしい。私にはその気持ちは全くわからないけどね(笑)
「い、いらないよ。なんか怖いしっ!!」
「俺のどこがこわいんだよぉ。優しさしかないから」
「たしかに、うち以外の女子にはやさしいよね(笑)」
「お前は俺の中では女子じゃないし」
「あはははは~」
周りが笑いでつつまれた。
