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《Eternal bells…… 》

第31章 大切なモノを守る為…

6月7日、、



京の町は祇園祭の真っ最中。
人々に活気がある中、私はスッキリ
しないまま、桝屋の店先で水を撒いて
いた…いっくんはお隣の兄弟とお勉強
中です…。



いまだ古高さんと大高さんは藩邸から
帰って来ない。私は今日も桝屋の店番
をしている。武器弾薬も裏通路にその
まま。栄太に聞いても『全て順調だから
心配するな』と言われるだけ…




(本当に古高さん達を説得出来るのかな?)


ーパシャ…コプ…パシャ…



「うちの女将は働き者だね~。
ご褒美は何がいいかな?平成の姫君」


ー?!!

(平成…?!)

後ろを振り返ると古高さんと大高さん
が笑顔で立っていた。私の頭の中は
パニックです…


「ただいま。桜香ちゃん♪」


ーガバッ…ギュ~

「無事で良かった…」

大高さんに抱き締められてますが…


「平成って…」


「まあ、とりあえず中に入ろうか。
又次郎さんは一度家に戻るかい?
奥さんに顔見せて来なよ」


そして私は古高さんと店の中に入った…




「桂さん達に君の事情は聞いたよ。
初めは信じられなかったけどね~。
五日の件をあんな風に出来るのは、
先を知っていない限り無理な事だ。
だから、私達は信じる事にしたよ。
これからは革命党の仲間だよ」


(説得する為に私の事話したって事か…
良く信じてくれたなぁ…)

「それは『み』と『ま』さんも…?」


「勿論そうだよ。それと、桜香ちゃん
には、ここに住んでもらう事にしたよ。
壬生狼にばれたらいけないからね。
今の旅籠は皆出るみたいだよ」

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