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片思い時間。

第2章 6月20日 *男なんてこんなもんだ*



コンピューター室で先生が前に立ってなんかしてる。


まぁ何してても関係ないけどね(笑)



男の先生。



Tシャツがぴちぴちすぎて乳首見えてる…;



「なぁ~先生の、ヤバくね?」


突然隣の男子に話しかけられて私は無意識に作り笑いをする。


「あはは…下にシャツ着てないのかなぁ?」



いちいち話しかけないでよ。



私は前の席の”気になる人”を見てるのにっ…



コンピューター室では出席番号順に座っていくから、出席番号の遅い私は必然的に彼の後ろ席になるのだ。




はぅう…

格好いいなぁ…


容姿が。



「なぁ~あいつってイケメンやと思う?」



あいつっていうのは学校中で噂のイケメン君のことだ。


私は格好いいとは思わないんだけどね…




「う…うん? 格好いいよ?」


適当ー適当ー♪



「だよなー! なんか無理やり言わせてる感あるけど…あいつ彼女いると思う?」



「ビミョー…」



格好いいからって彼女いるとは限らないしね



「じゃあいつは?」



斜め後ろの席に座っていた男子を指差す。



「あはははっ…絶対ないね!」


だって、女子から嫌われてますし…


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