テキストサイズ

××UnderDiary

第4章 脅迫と強要


「……う」


 短時間とはいえ深い眠りから覚めた悠理は、まだおぼつかない意識の中で瞼を開けた。

 ソファに寝かされているのか、いつもは書類の山が作られているテーブルが視界に映る。

 ――なんで、私……。

 生徒会室で眠っていることに疑問符を浮かべながら起き上がると、ずきりと腰に痛みが走る。

 その直後に自分の穿いている下着が酷く濡れていることに気づき、悠理は嫌でも気を失う前のことを思い出して目を見開けた。

「あ、わ……たし、」

 視界がぐらりと歪み、胸を潰されるような後悔と嫌悪に襲われる。

 ――自分から、あんなこと……!

 

ストーリーメニュー

TOPTOPへ