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たからもの

第3章 告白

少し経ち、またもや進展が。



下宿先のアパートも引き払い
のんびり実家で過ごす私


あと3週間で卒業




やはり私は想いをしまったまま
卒業することに決めていた

前に好きと思ってくれてたのなら
もしかしたら
また好きになってくれるかも知れない


でもやっぱり

振られたあと、
あの冷たくなった秋をみると思うと
怖くて今の関係のままを望んだ




愛猫に抱きつきゴロンとしてると
メールを受信した




「前に約束してた
 (俺が)引っ越し前に遊びにいかない?」


メールのやりとりのなかで
約束たしかにしてた

でも社交辞令かと思ってた……




「うん、行きたいな♪
 いつなら都合いいかな??」


想いをしまっても
会いたいもんは
会いたいんだもんっ(笑)

片思いって、これが楽しいよねー♪





「来週の木曜日とかどーかな!?」



こうして
初めて(?)秋とデートをすることに




誘ってくれるってことは
少しでもまだ好意もってくれてる?

…いやいや、まさかね



そんな心の葛藤の繰り返し(笑)





大学最後の思い出だー

なんて思いながら
その日を迎えた

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