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たからもの

第3章 告白

ふたりで並んで駅まで歩いた


もちろん
手は繋いでない

そんな話題も一切なし



空を見ると月がまんまるで
かさをかぶってた



「明日は雨かなー…」


「そうなん??」


「月のまわりがぼんやり光ってると
 翌日は雨って…違ったっけ?」



くだらない話だ(笑)



「へぇ、初めて聞いた」



そんなくだらない話でも
きちんと返してくれる秋は
本当に気を遣う子なんだと思う






「真面目な話してもいい?」



(・ω・) ?



「…天気の?」


「そうそう、降水確率ってさー……

 って違うわ(笑)」




のりつっこみ!(・∀・)

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