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「は？」



男は大志の方を向いた



大志は確かに、その手にネックレスを持っていた





『た…大志…言わないでよ!!』



「うっせぇな、姫にゃあ代えらんねぇだろ」





『…っ///』




言わないでほしかった



そのネックレスが何であれ、それがなくなってしまえば…
大志との繋がりは、断ち切られてしまうように思えたからだ






「よし…それをこっちに渡せ…」




男は銃を持っていた手をスッと伸ばした







「…受け取れよ？」





その瞬間、大志はネックレスを思い切り投げた





「!!?
な、何を…!!」




ネックレスは、男の頭上を高く高く飛び越した



男はそれを目で追い、とっさに上を向いた





その瞬間、黒羽は男に突っ込んだ



「な…何をする…!?」



黒羽と男は取っ組み合いになる



男の手から解放された姫は、大志に引っ張られた





「平気か？」




『…平気じゃない///』





怖がったふりをして




大志に抱き着いてしまった





「お…おいっ///」



『怖かったんだから…///』




大志とさよならするのが



１番怖かったから…