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「そうですね…まず、この使用人たちを警察に突き出します」


『黒羽は大丈夫なの？』



「お心遣い、痛み入ります。私は大丈夫ですよ
嘘なんていくらでも作れますから」



黒羽がそう言うなら…大丈夫なんだろう



『そのあとは？』



「もちろん、お嬢様のそばにお仕えさせていただきます」



「させるか」



大志は口を挟んだ



「おや、こんなところに部外者が…早くつまみ出さないと」


「誰が部外者だ!!この下僕が!!」



『喧嘩なら後にして』





大志と黒羽は口ごもった




『黒羽…あたしは屋敷には…やっぱり戻らない』



「え…」






『あたし…大志と一緒にいたいの』




大志も黒羽も目を真ん丸にさせた




「お嬢様…しかし…」



『お願い…』




「…」




お嬢様が、おっしゃるなら…




「かしこまりました」



『…ごめん』




「いえ…ただ、今回の騒ぎが落ち着いてから…
お嬢様のおそばにいてもよろしいですか？」



「ダメだ」


『いいよ』





「ありがとうございます」




黒羽は自分の胸に手を当て、ゆっくり頭を下げた



…オレの存在、さっき完璧無視しやがったよな…二人とも