無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

『こんな山の中にエレベーターなんて…どうやって造ったんだろうね』



「さぁな…でもすげぇ」




狭い空間の中、四人は結構窮屈な状態だった




「ここで停電とかしてエレベーターが止まったら…姫ちゃんを犯し放題だね♪」




!!!??




姫は大志の後ろに隠れ、小泉から見えないようにした




「クク、冗談だよ～」




「姫ちゃん、こいつの冗談は結構マジだから
気をつけろよ…？」




「ひどいな井上～、そんなことないよ～」




そんなことを話していると、体が一瞬重たくなった


どうやら、地上に着いたようだ




ガーッと扉が開くと、出たところはトンネルの中


地面は土で出来ていて、…おそらく、山に穴を掘って創ったトンネルだろう



「ここを抜けたら、外だよ」



小泉が先頭を歩き、他の三人も後ろをついていった






『わっ、すごい』



外に出ると、お寺の裏手に出てきた



本堂にいるときよりも、少しヒンヤリとしている





「さーて、ここじゃ食べられる物も限られてるけど…
それでもいいなら、誰かに作らせるよ？」



「じゃあ、お願いします」




『お願いしまーす』





大志と姫が頭を下げると、小泉は嬉しそうに笑った




「わかったよ、じゃあとりあえず、お寺の中に入ろ」