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女はずかずかと井上の前まで歩いてきた




「だ・れ・があんたを助けたったと思ってんねや!!?
うちやろ、うち!!」




「ち…ちょい待ち…顔と性格が一致しねーぞ…？」




井上は両手を広げて、女に落ち着くように言う




「余計なお世話や!!
関西人馬鹿にしとんのかコラァ!!?」




だってそんだけ(姫ちゃんに劣らず)可愛い顔して
そんな暴力的な口調で…イメージ崩れたっつーの…





「あんた誰だよ、妖怪じゃねーのか…？」





「何やその言い方は…そう言うあんたこそ、妖怪ちゃうんか？」



と、女は井上を睨みつけるように体を傾けた





「…胸…いい形してる…」




「死にさらせど阿呆がぁあ!!!!!」