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ガチャ


受話器を置き、大志はもう一度姫の方を見た



照れたまま、両手を膝に乗せて大人しくしている姫




待っていてくれたかのように思え、また急に愛おしくなる





大志は姫のその手をそっと握り、今度は優しいキスをした





『…大志…///』





少し開いた隙間から、姫が自分を呼ぶ





「…姫…///」





こっちももちろん、呼んでやる







舌を進入させると、姫の息遣いが乱れ始めた




舌先を軽く、相手を誘うように動かした




相手がそれに反応すると、歯止めが利かなくなり、練りまわすように舌を這わせた






『大…志…』






そんな声で呼ばれたら、暴走してしまう





大志は姫の頭と腰に手を回し、何も逃れられないようにした





くちゅ



『ふぁ…ん///』






感じて漏らした声を



もっと聞きたくなる






姫の下手くそな舌遣いに、ハマってしまいそうだ






『んっ…は…///』






くちゃ…

と音を立てながら唇を離すと、舌先から糸を引いていた




それが余計に、自分をそそる






大志は唇を離れ、姫の首もとへ顔を埋めた





くすぐったいのか、姫は少し顔を傾むける