All Arounder
第42章 Kiss Me
肩の辺りの服を少し引っ張り、広く見えた首筋目掛けてキスを落とす
唇よりも首の方が、姫の匂いに包まれているようで
何とも言えない安心感があった
それを良いことに…と言っていいのかはわからないが、
大志はそのまま、唇と舌とで姫の首筋にしゃぶりつく
『っあ…ん///』
姫の腕も、自然と大志の首に回った
これ以上近くになど寄れないというのに
まだ
まだ
と抱きしめる
大志はゆっくりと、姫の体をソファーに倒した
上から見る姫の様子は、可愛らしいの一言
緊張しているのか、その手はキュッと握られている
「姫…可愛い…///」
大志が呟き、姫は嬉しさと恥ずかしさの入り混じった顔を作った
堪らずもう一度、唇へとキスをする
『た…大志…///』
「ん?」
『ここって…カメラ回ってるんだよね…?///』
心配している感じが、その声から窺える
「恥ずかしい?」
『ちょっとだけ…///』
大志は微笑を漏らし、姫の顎から唇を舐め上げた
「オレの姫だから…見せびらかしたい…///」
『でも…んっ///』
くちゅくちゅと、混ざり合う音を立てながら
深いキスを
何度も何度も
飽きることなく続けた