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狼と白頭巾ちゃん

第22章 そしてふたりは…

「ん…ふっ……」


突然覆い被さられ、そのまま唇を塞がれたライラは、初めこそ抵抗したものの、すぐに大人しくなった。

そして、シンのキスが深くなるにつれ、ライラの口からしっとりとした吐息が漏れ出す。


「ふぅ…ん……んふぅ……」


その声に反応してか、シンの右手は、ライラのささやかな膨らみへと伸ばされ…。

軽く表面を摩ると、小さな突起が硬くなり自己主張を始めた。


「ふんんぅ…!」


突起を指先ですりすりすると、ライラはピクリと反応して、塞がれた口からくぐもった喘ぎを漏らした。


「可愛い…」


少しだけ唇を離し、ライラを見詰めながら、シンは囁いた。

ライラが閉じた目を開くと、その瞳には、シンの顔が涙越しに浮かんでいる。



ゆらゆらと揺れるその姿が、徐々に下に下がってゆくと、追いかけるようにライラの頭が少し浮いた。


「シンはホントに意地悪ね。こうされたら私が大人しくなること、分かってやってるみたい」


目を潤ませ訴えるが、シンはさほども気にしていないかのような笑みを見せた。


「そんな事ないよ。ただ、ライラが可愛いことを言うから、キスしたくなっただけ」


そう言って妖しく微笑まれると、ライラはもう何も言えなくなるほど見惚れてしまい、そしてその表情は、余計にシンの欲情を駆り立てた。

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