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狼と白頭巾ちゃん

第4章 告白

「おばあちゃん、何だか、だんだん元気が無くなっていってるように思うの。会うたんびに、だんだん…。倒れた頃よりは、元気になったとは思うん、だけど、それでも、なんだか私……」

それ以上言うと、また泣いてしまいそうで、ライラは黙ってしまった。

だから、シンからの言葉を、ライラは待っていた。

けれど、シンも、なにやら「う〜ん…」と唸ったまま、何も言ってはくれず、またふたりの間には、暫くの沈黙がながれたのだった。













「そうだ!」

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