狼と白頭巾ちゃん
第4章 告白
言いながら、少し落ち着いてきたライラだったが、言い終わる頃には、不安のせいでまた辛い気持ちが膨らんできてしまい、それ以上は言葉にする事が出来なかった。
ただ嗚咽を繰り返し、次から次へと堰を切って溢れる涙を拭っていると、それまで黙って聞いていたシンが、
「…そっか…。君は、おばあちゃんの事が、大好きなんだね」
と、ポツリと言った。
ライラは、涙を拭いながら、うん、うん、と何度も頷いた。
「でも、お医者様も、ご両親も、安静にしていれば大丈夫だって、言っていたんだろう?君は何がそんなに心配なんだい?」
シンの静かな問いかけに、ようやく落ち着きを取り戻したライラは、両親にも言えなかった胸の内を打ち明けた。
ただ嗚咽を繰り返し、次から次へと堰を切って溢れる涙を拭っていると、それまで黙って聞いていたシンが、
「…そっか…。君は、おばあちゃんの事が、大好きなんだね」
と、ポツリと言った。
ライラは、涙を拭いながら、うん、うん、と何度も頷いた。
「でも、お医者様も、ご両親も、安静にしていれば大丈夫だって、言っていたんだろう?君は何がそんなに心配なんだい?」
シンの静かな問いかけに、ようやく落ち着きを取り戻したライラは、両親にも言えなかった胸の内を打ち明けた。