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狼と白頭巾ちゃん

第7章 誘う声

木陰に隠れるシンを真っ直ぐ見ながら、ただじっと彼の言葉に耳を傾けていたライラ。

ライラの次の行動を、死刑宣告を待つ様な気持ちで、目を瞑り、ただ、待っているシン。

そして、

次にシンの耳に届いたのは…、

ジャリ…っと、少女が土を踏みしめる音だった。

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