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極上年下彼氏

第18章 切ない

しばらくして理人は黙って私の手を引いて歩き出し、理人の家に向かった。


理人の部屋はよく来ているのに、
その日はいつもより静かに感じた。


理人はブレザーを脱ぎ、ネクタイを外していつものようにベッドに座った。


私はその隣に座り、理人の頬を両手で自分へ向けた。


「好き」


そう言って理人にキスをした。


私が唇を重ねると、
理人の想いが私に注がれた。


「朱美…」


「理人…」


私をベッドにいたわるように押した理人の顔は
一段とと美しく刹那的だった。


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