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極上年下彼氏

第22章 修学旅行3

「もう大丈夫なのか?」


しゃがんで夢中になっていた私は顔をあげた。


そこには心配そうな顔の東君がいた。


私は立ち上がり、お礼を言った。


「昨日はありがとう。お陰様で元気になりました」


「それは良かった」


東君の端正な顔が微笑みに変わる。


「泳がないの?」


「読書の方が向いている」


ああ、この人、前も本読んでいたな。


「貝殻キレイなんだよ。持って帰ろうかと思って…」


「彼氏に?」


「うん、まあ」

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