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極上年下彼氏

第25章 理由

病院に着き、俺は肘を処置して貰う。


傷は思ったより深く、三針ほど縫った。


運転手の要望により、念の為あれこれ検査もされた。


これが意外に時間が掛かった。


その後、警察に事故の詳細を説明した。


その間も俺は朱美が気になって、気が気でない。


「あの、帰ってもいいですか?」


「彼女、心配じゃないの?」


「彼女じゃないです」


「ああ、そうなんだ。ご両親来てるからもういいよ」


俺はようやく自由になれた。


確かに紺野の容態も気になったが、
俺は朱美が心配でそれどころではなかった。


ああ、もう10時半だ。

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