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極上年下彼氏

第26章 穏やかなクリスマス

「…俺が甘かったんだ」


理人がポツリポツリと夕べの事を話してくれた。




「ごめん、朱美。俺大丈夫だって言ったのに…」


「・・・・・」


「俺…ゼミ辞めるよ」


「そんな事しなくていいよ。勉強しに行ってるんだから」


「それより、彼女は大丈夫なの?」


「…多分」


「多分って、知らないの?」


「病院着いてからは会ってない。
俺は行かないよ。
また行けば変に期待されてもな…」


「そうだけど…」


「ヤバいよ、アイツは…こんだけ冷たく断ってるのにどんどん入り込んでくる。
もうずっとなんだ…中1から…
もう、好きとかじゃなくて執着に近い」

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