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極上年下彼氏

第71章 決心

「分かった。寿退社になるのかな?」


笑顔が少し切なかった。


「いえ、違います」


私がきっぱり言うと、課長は目を丸くした。


「なら何故?」


また納得いかない顔に戻った。


「自分の生きる道はここではありませんから」


「後悔…はしないか、篠崎は…」


彼は小さく笑った。


「はい、二度と後悔したくないです」


「分かった。頑張れよ」


「ありがとうございます」


「出来るだけ引き継ぎして、今月中にはきちんとしておきます」


課長は頷いただけだった。


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