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極上年下彼氏

第73章 誓い

いつの間にか雨は上がって、空はオレンジ色に染まっていた。


「朱美、おいで」


理人が手を差し出した。


窓から見えるオレンジの逆光で理人を濃く縁取り、凄く綺麗で涙が出そうになった。


ずっと昔こんな気持ちになった事がある。


ああ、水族館での公園だ。


あの時と同じだ…


私は吸い込まれるように理人の手を取った。


私は引き寄せられ、居心地良い理人の膝の上に収まった。



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